バイオロギング(Bio-logging)とは、生き物(Bio)に小型センサを装着し、その行動や生理を記録(logging)する手法です。日本で生まれたこの言葉は、現在では世界中で動物研究や環境モニタリングに用いられています。この分野の国際会議「International Bio-logging Symposium」はこれまでに東京で2度開催されており(初回:2003年、第8回:2024年)、日本がバイオロギング分野を牽引する国のひとつであることを示しています。
日本バイオロギング研究会は、こうした研究の推進と普及を目的に、2004年7月に設立されました。現在、約250名の研究者・技術者・学生が会員として参加し、基礎生物学、環境保全、工学的応用、さらには社会との連携まで、多彩な分野で活動を展開しています。
最先端の科学を切り拓くだけでなく、その成果を社会に活かすことも私たちの重要な使命です。会員による活動レポート(会報)も公開していますので、ぜひご覧いただき、バイオロギングの可能性に触れてください。